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2011年1月3日月曜日

変わったラン スタンホペア・サッカタ

以前の運転手のおばあさんの家で入手したものです
花目は、ご覧のとおり下から「4つ」出てきました

撮影日:12月29日


 撮影日 1月3日
花は肉厚でプラスチックのように光沢がありすべすべしています
残念ながら香りはありません
日本から貴重な情報を入手し、この花の名前がほぼ確定しました

【参考文献】
ブラジル~メキシコかけての中南米に約25種類が分布するランの仲間で、主に木の枝や幹に根を張り付かせて樹上生活をする常緑性の着生ランです。バルブは卵形で、先端からしわの寄った一枚の大きな葉を広げます。花の咲く姿や形が非常に特徴的で奇異なので一度見ると強く印象に残ります。花茎は重力に素直に従うようにまっすぐ下に向かって伸び、その垂れ下がった状態の花茎に複雑な形の花を数輪つけます。花茎は下垂するのに、それに逆らうように花びらや萼が上に反り返る姿が印象的です。ひとつの花の大きさは径10~15cmほどです。
花の咲く時期は種によって春~夏、夏~秋など幅がありますが、夏が中心です。強い香り(異臭?)を放ち、4~5日長くても1週間くらいで枯れてしまうランにしては短命な花です。
名前はイギリス王立協会会員だったフィリップ・ヘンリー・スタンホープ伯を記念してつけられました。ラベルなどに書くときの略号は「Stan.」です。同じように中南米原産で姿形が似た近縁種にゴンゴラ属があります。

撮影日:1月16日
この写真は、残り2つのつぼみが生長しているものです



撮影日:1月20日





撮影日:1月21日
満開です 花を下から覗き込んで見ました

 
雨上がりの撮影です
花をじっと見ていると、何やらホタルイカの様な形に似ていませんか
参考文献には、悪臭があると記していますが、臭いは微かにあります
確かに花の香りの様な良い臭いではありません